バスキャッチが『バスだけじゃない』ことを、もっと多くの幼稚園・保育園関係者に知ってほしい。
学校法人畠山学園 はまの幼稚園
理事長 畠山一雄さん、事務長 梅村季子さん、主任保育士 海野純子さん
その他の導入実績
はまの幼稚園は千葉県千葉市にある1955年設立の私立幼稚園です。現在、年少・年中・年長各3クラスの定員は300名で、2017年4月には認定こども園となります。「園支援システム+バスキャッチ」の導入と活用について、理事長の畠山一雄さん、事務長の梅村季子さん、主任保育士の海野純子さんにお話を伺いました。
目次
「保護者や地域から信頼される幼稚園」をめざして
はまの幼稚園について教えてください。
はまの幼稚園は、1955年の開園以来、幼稚園生活を通して「健康で思いやりのある、心豊かな子ども」に育ってほしいという願いのもとに保育を行い、今までに6100人を超える卒園生を送り出してきました。
「保護者や地域から信頼される幼稚園」を目指し、 ①毎日の保育活動を通して、運動機能を高め、たくましい心身を育てる。
②豊かな自然の中で優しく明るい心を育てる。
③ひとりひとりの個性を大切にして、社会生活に適応する基礎的な習慣を身につける。
を教育目標としています。
幼稚園としてのルーツから、先生たちが子どもたちに何かを教えて、子どもたちが成長していくというイメージあるかもしれません。でも、子どもたちは登園してから帰るまで、友だちや先生たち、取り巻く環境の中で遊び、その遊びを通じて成長していきます。子ども同士の関わり、そこに先生や大人がどう関わるのか、子どもたちがより豊かになるにはどうすればいいのかを大切にして、みんなで考えて運営をしています。
これらの教育目標の実現のため、専門の講師による体操教室や、ネイティブおよび日本人講師を招いた英語教室なども行い、子どもたちの育成に日々努めています。
また、未就園児教室の開設や、親子ふれあい教室の開催を通して、地域の子育てを支援していきたいと考えています。
はまの幼稚園は、2017年4月より「認定こども園 はまの幼稚園」となりますが、園の理念や教育目標などはなんら変わることはありません。保護者の皆様、地域の方々と連携をとり、子どもたちの明るい未来を育んでいきたいと考えています。
園舎の建て替えと同時にバスキャッチを導入
「園支援システム+バスキャッチ(以下バスキャッチ)」導入の経緯を教えてください。
バスキャッチ導入前は、他社のバス管理システムやメール配信システムを利用していました。というのも、当園はIT日本一の幼稚園を目指して、2010年頃に職員一人ひとりにパソコンを配布し、グループウエアを導入して、日報やスケジュール、会議録の共有などを行い、職員がどこにいて何をやっているのかを全員が把握できるよう取り組んできました。
当時使用していたメール配信システムは簡単な配信しかできず、対象を絞っての配信などを行うには追加料金が必要となり、本当にやりたいことができない状況にありました。 また、指導要録の作成をパソコンで行おうと考え、あるシステムを試してみましたが、こちらは1クライアントごとにライセンス料がかかり、コスト的に職員全員で使用することは難しいと判断せざるを得ませんでした。
そんなとき偶然目に留ったのがバスキャッチの案内でした。2012年12月にプレゼンを受け、翌2013年4月からの導入を決めました。実は園舎の建て替え工事を行っていた時期でもあり、職員からはこれ以上業務を増やさないでほしいと言う声があったのも事実です。でもプレゼンを受けて、機能についていろいろと質問していくと、自分たちがやりたかったことすべてを実現できるシステムだとわかり、全職員で導入に取り組んでいくことになりました。
2013年4月から建て替えた新園舎を使用するのと同時にバスキャッチを導入しました。
毎月の使用料だけで、すべての機能を全職員が使える
バスキャッチの導入を決められた理由を教えてください。
一番の理由はコストですね。バスキャッチは初期費用がかからずに導入でき、毎月の使用料だけで、すべての機能を全職員が使うことができます。もちろん、当園がこうしたい、こんなことができたらいいと考えていたことが、ほとんどすべてシステムとして構築されていた前提があってのことですが。
いままで他社のシステムを導入するために、それなりのコストをかけてきました。だから導入にあたってサーバーを設置しなければならないとか、バス管理システムに加えメール機能を使用するのに追加料金が必要になるようなシステムなら、導入は難しかったでしょう。
現在、畠山学園グループの附属はまの保育園、認定こども園白梅幼稚園でもバスキャッチを導入しています。
現在、はまの幼稚園ではバスキャッチをどのように活用していますか。
2013年4月にバスキャッチを導入し、園バス運行状況機能、お知らせメール配信、名簿管理・勤怠管理など、ほぼすべての機能を使用しています。また、2017年4月より認定こども園になることを見越して、新しく取り組み始めたこともあります。特徴的な使い方をいくつか紹介します。
①こまめなメール配信
当園ではほぼ毎日といっていいくらいメールの配信を行っています。例えば「明日はお弁当の日です」といった内容も、前日にメールでお知らせしています。毎月の行事予定はお配りしていますが、共働きの保護者の手元に必ずしも行事予定があるとは限りません。親切すぎるのではないか、という声もありますが、保護者の方に明日の予定がきちんと伝わることの方が大切と考え、こまめに、かつ丁寧なメール配信を行っています。
②ボランティア募集でアンケート機能を活用
当園ではさまざまな行事、園の活動において保護者の方にボランティアとして活動していただいています。そのボランティアを募集する際には、アンケート機能を活用しています。ボランティアとしてご参加いただく機会も多いので、アンケート機能はとても便利に使っています。
③QRコードで未就園児保護者を会員登録
未就園児向けに、こども動物園、子育て広場など様々な機会を通じて、地域の子育てに貢献したいと考えています。せっかく来園いただいた保護者の方に、以後もきちんと情報をお届けするために、当園ではQRコードを使用して会員登録、並びにれんらくアプリをお勧めしています。
このQRコードもVISHにリクエストしたところ、すぐにシステムに反映してもらったことを覚えています。
バスキャッチは一緒に作り上げるシステム
バスキャッチには、はまの幼稚園様のリクエストで実現できた機能が多々あります。
バスキャッチのいいところは、一緒に作りあげて行くシステムだという所です。通常のシステムはリクエストを出しても、リクエスト内容をきちんと理解してもらえなかったり、実現に時間がかったり、費用が必要になることが普通です。バスキャッチは、リクエストに対して内容をきちんと理解して真摯に対応するだけでなく、即座にシステムに反映してくれます。断られたリクエストはあまり無いと感じています。
また、天候などによって園の行事を中止、あるいは延期せざるを得ないことがあった場合、担当職員のスマホからメール配信ができます。中止などの決断は朝5時頃に園長が行いますが、担当職員もその時間は自宅に居ます。仮に園に行かないとメール配信が出来ないとしたら、職員にはかなりの負担になりますし、もっと早い時間に決定しなければなりません。こうしたスマホからのメール配信もリクエストしたところ対応してくれましたし、担当職員への使い方のサポートも丁寧にしていただきました。
認定こども園に向けてはどのような取り組みをされているのですか?
幼稚園の場合、保育料は一律ですが、認定こども園の場合、子ども・子育て支援制度による認定区分で個々の保育料が変わります。さらに預かり保育の時間設定も認定区分で異なります。すると手作業を中心とした集計では対応出来ないと考え、まず預かり保育の入退室管理機能を使い、タブレットによる打刻を始めました。入退室管理機能を使えば、預かり保育の時間の管理・集計、それに連動して預かり保育料の計算も自動でできます。
2017年4月からは登園降園時の打刻機能も使用することで、複雑になるであろう園児の登園降園、並びに預かり保育の入退室管理、そして保育料、預かり保育料の計算をすべてバスキャッチで行っていく予定です。
バスキャッチは「バスだけじゃない」ことを広く知らせたい
バスキャッチの導入効果、評価を教えてください。
2点ありますが、先にお話した一緒に作りあげて行くシステムだという所が1点。そして職員の作業時間を減らして、考える環境を作れるようになったことがもう1点です。
幼稚園を取り巻く環境もどんどんと変化しており、例えば専業主婦の世帯が減り、共稼ぎ世帯が6割程度になったのではないかと感じています。そうした環境を考慮した幼稚園経営を行い、幼稚園自体が変化していかないと生き残ってはいけない時代が来ると考えています。そのためには、理事長、園長だけでなく職員全員が考え、変化に対応する、あるいは自ら変化していくことが必要になります。そのためにはより一層のIT化が必要となりますし、その基幹となるシステムとしてバスキャッチがあると考えています。
最後に「バスキャッチ」及びVISHへのご要望などありましたらお願いします。
バスキャッチを他園の理事長先生や園長先生にご紹介する機会がありますが、第一声として帰ってくるのは「うちはバスが無いから必要ないよ」という声です。当園でもバス関連の機能はフルに活用していますが、それはあくまでもバスキャッチの一機能で、園の管理全体でバスキャッチを使用しています。 このあたりはVISHがもっとアピールしていった方がいいと思います。また、同様にこんなことではないかなとリクエストすると「もうできています」と言われることもあります。新機能が出来たなら、それもいち早く知りたいですね。
今後とも一緒に作り上げていくシステムとして、当園と一緒に歩んで行っていただきたいと思います。
学校法人畠山学園 はまの幼稚園様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。
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- はまの幼稚園のホームページ http://www.hamano.ac.jp/kindergarten/index.html
取材日時 2016年9月