認定こども園の支給認定区分の変更にも即対応できるバスキャッチは、園の運営に欠くことができません。
認定こども園 光が丘幼稚園
理事長・園長 下苙敏大先生
その他の導入実績
認定こども園 光が丘幼稚園は宮崎県宮崎市にある1983年設立の私立幼稚園です。2010年には認定こども園となり、現在、0歳児を含む合計232名が在籍しています。「園支援システム+バスキャッチ」の導入と活用について、理事長・園長の下苙敏大先生にお話を伺いました。
目次
「広い園庭でおもいきりあそぼう!!」がコンセプト
認定こども園 光が丘幼稚園について教えてください。
光が丘幼稚園は1983年2月2日に設立された、宮崎市内では比較的新しい幼稚園です。2010年4月1日には認定こども園となり、現在、0歳から6歳までの8クラス232名が在籍しています。
子どもたちは多くの「遊び」を通して人間関係を学び、成長していきます。人格形成の一番大事な時期に精一杯遊ぶことで生きる力も身についていくのです。光が丘幼稚園では「広い園庭でおもいきりあそぼう!!」をコンセプトに、時間の許す限り、広い園庭でダイナミックに遊びます。ですから、保育中に英語や字の練習、そのほか小学校で習う勉強は行いません。そんな時間があったら遊びます。幼稚園にいる時間は幼稚園でしかできないことをさせてあげたいと思っています。
当園の特徴のひとつに「縦割り保育」があります。3・4・5歳児は年少・年中・年長と年齢でクラス分けをする幼稚園が多いのですが、一つのクラスに3・4・5歳児が一緒にいます。縦割り保育のメリットは、上の子が下の子の面倒を見ることを自然と行いますし、下の子は上の子にあこがれて、ああなりたいなといい見本を見ながら過すことができます。一般に兄弟がいる方が下の子の育ちが早いといわれており、言葉の覚え方や早めにちょっとレベルの高いことができるようになります。ただ、マイナス面もあります。それは上の子に合わせると下の子はついてこれませんし、下の子に合わせると上の子は物足りなさを感じます。この点は保護者に方にきちんとご説明し、納得いただいた上で入園していただきます。
教育は教えるの「教」にどうしても注目しがちです。でも、私たちは育つことの「育」に着目し、遊びの中の育ち合いを大切にサポートしていくことが役割と考えています。
保護者にも園にも大きなメリットがある「アンケート機能」
「園支援システム+バスキャッチ(以下バスキャッチ)」導入の経緯を教えてください。
光が丘幼稚園では2015年4月にバスキャッチを導入し、ほぼすべての機能をフル活用するとともに、保護者にはスマートフォン専用アプリ「れんらくアプリ」の登録をお奨めしています。
中でも保護者との連絡機能の「アンケート機能」については、バスキャッチを導入している日本中の幼稚園・保育園で一番使っていると自負しています。アンケート機能について、他の園の先生に「アンケート機能があって、これがいいんです」とお話しすると、皆一様に「保護者からのクレームは聞きたくないよ」とおっしゃいます。
アンケート機能は、保護者の方はもちろん園としても大きなメリットがあります。
当園の使い方は、例えば夏休みのイベントの際、焼そばや綿飴の引換券を誰が何枚買うのかをアンケート機能で登録してもらいます。また、授業参観、PTA大会の出欠などもアンケート機能で行っています。
こうしたお申し込み関係は、以前はイベントごとに園便りなどとともにお知らせと申込用紙を作成して各人に配布し、ご記入いただいた申込用紙を集めて、手作業で集計をしていました。締切間近になっても提出がない際は、担任が電話連絡をしました。
アンケート機能で登録していただくことで、細かな集計はバスキャッチが行ってくれますし、Excelに読み込めるファイルも出力できます。全体の集計なども簡単に行うことができ、手作業ではありませんので、入力ミスや転記ミスなどの心配がなくなりました。また、未提出への対応も、アンケート機能で提出をお願いするメールの配信ができますので、担任が個々に電話連絡をすることも無くなりました。
認定区分の変更にも即対応できた「保育料金の計算機能」
保育料金の計算機能もずいぶんとご活用いただいていますね。
光が丘幼稚園は認定こども園ですので、2015年4月からはじまった子ども・子育て支援制度による認定区分が関係してきます。その認定区分も入園時は1号認定でも途中から2号認定に変わられる場合もあります。ご承知のように認定区分で保育料は異なりますし、2号認定の場合、保護者の方の所得に応じて保育料が変動します。あわせて預かり保育を利用される場合の、時間のカウント方法も異なりますので、保育料、そして預かり保育料の計算はかなり複雑なものになります。
当園はバスキャッチの「預かり保育の入退室管理機能」と「保育料・預かり保育料計算機能」を使って、子どもたち一人ひとりの認定状況、預かり保育の利用状況に合わせた保育料金の計算を自動で行っています。認定区分の変更も、園児管理機能の区分変更を行うだけでシステムが、保育料やコアタイムを認識してくれます。導入前は保育料・預かり保育料ともに手作業で計算をしていましたが、現在の支給認定区分が関係する複雑な計算は、バスキャッチを利用しないとできないと思います。
実はこの「保育料・預かり保育料計算機能」については、こちらからもかなり要望し、VISHとともに開発してきたと自負しています。リクエストに柔軟に対応し、導入後も利用者の意見をもとに開発を続けてくれるシステムはバスキャッチ以外にはないのではないでしょうか。
ありがとうございます。その他の機能についてはいかがですか?
バスコースの作成に関しては、街を知りつくした担当者が昨年のバスコースをもとに新入園児を取り込んで作成し、バスキャッチで確認しています。というのも、都市部と異なり、当園はバス停を設けずに、一人ひとりの家の前に迎えに行きます。ですから、家の前にバスの乗降口が来るようにバスコースを設定する必要があり、かなり細かく廻る必要がありますので、担当者の経験プラスバスキャッチで対応しています。
メール配信機能もフル活用しています。園便り・給食便りもメールでお送りしますし、必要に応じて随時情報発信・情報公開の意味も含めて、メール配信機能を活用しています。メールの配信も、クラス単位、バスコース単位など細かな対応ができますので、使い勝手がいいですね。
また、今年から未就園児の保護者向けにもメール配信を始めました。当園では未就園児向けに月曜日は園庭、木曜日は教室を開放しています。そこに来られた方にメールマガジンとともに「れんらくアプリ」を登録してもらっています。こちらでも様々な情報をお伝えするだけでなく、親子教室や幼稚園バス試乗会ご参加などの出欠はアンケート機能で登録してもらいます。
各種申込機能を使っての写真販売も今年から始めました。以前は壁に貼ったり、最近ではホームページに写真をアップして、個々にお申し込みいただいていました。ただ、写真のアップから申込の集計まですべて手作業でしたが、バスキャッチを使うことで、写真のアップに伴う写真番号の入力も不要ですし、お申し込み後の集計も自動になりました。
バージョンアップも追加料金なし、他システムの半額以下
フル活用されていますが、まだ導入2年目。バスキャッチ導入の経緯を教えてください。
DMなどをいただいていましたので、以前から名前は知っていましたし、福岡県をはじめとした導入された園の先生からはいい評判を聞いていました。そこで一度話を聞いてみようと、2015年2月頃に連絡を取り、3月にプレゼンを受けて導入を決め、4月の新学期から導入しました。ずいぶん短期間で導入できたことに感謝しています。
実はきちんとプレゼンを受ける前、誤解していたことが多々ありました。私はバスキャッチはバス関連機能がメインで、他の機能を使うには追加料金が発生すると思っていました。他のシステムの場合、メインの機能以外を使う場合はすべてオプションでどんどん追加料金が発生していたからです。
バスキャッチはすべての機能が使用できることを考えると、他のシステムの半額以下ではないでしょうか。
そして、導入後も利用者の声を反映してのバージョンアップを続けてくれますし、バージョンアップによる追加料金も不要です。
バスキャッチの導入効果、評価を教えてください。
バスキャッチを導入する前、バスの乗せ間違いが当園の課題でした。朝の電話連絡の伝言ミスに起因するものが多く、例えば保護者から預かり保育の連絡が来ていたのに間違えて降園バスに乗せてしまう、といったものです。
これをなくしたい、朝の欠席などの電話連絡の負担をなくしたいとの思いは、バスキャッチ導入で実現することができました。
そして、お話してきたようにバスキャッチの機能を使い倒していますので、バスキャッチなしで光が丘幼稚園の運営はできないと言っても過言ではありません。
バスキャッチは保護者と園、職員を結ぶコミュニケーションツール
最後に「バスキャッチ」及びVISHへのご要望などありましたらお願いします。
いろいろと実現したいことがあります。アンケート機能の未提出者への連絡メールですが、現在は手動で配信を設定する必要がありますが、アンケートを設定するときに、締切○日前に未提出者に配信、といった設定ができれば助かります。(※2016年9月に無償バージョンアップ済み)
さらに保育料の請求書を「れんらくアプリ」を通じて明細と合計を送れるようにしていただきたいと思います。現在は紙でお渡ししていますが、保育料は自動計算できるのですから、そこから連動してお知らせできるようになるといいですね。(※2016年9月より当機能をご利用頂いています)
バスキャッチは光が丘幼稚園において、保護者と園、職員を結ぶコミュニケーションツールとして欠くことができない存在です。他の園の先生にも自信を持ってお勧めしていますし、今後とも一緒により使いやすく、より保護者の方にとって便利になるよう開発して行きましょう!
認定こども園 光が丘幼稚園様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。
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- 光が丘幼稚園のホームページ https://www.asobicom.ed.jp/
取材日時 2016年8月