小規模な体操教室でも導入しやすい価格と使いやすさで、教室運営の大切なパートナーになっています。
こむっしゅ体操教室橋本
池上 武士様
その他の導入実績
2021年8月に神奈川県相模原市緑区橋本台に新規オープンした「こむっしゅ体操教室橋本」。大手スポーツスクールで20年間の体操指導経験がある池上武士様が代表を務めています。こむっしゅ体操教室橋本ではオープンと同時に「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を導入し活用。こむっしゅ体操教室橋本の指導方針とシステム導入効果、活用例について、こむっしゅ体操教室橋本 代表 池上武士様にお話を伺いました。
目次
「少人数制」+「褒める指導」を徹底
こむっしゅ体操教室橋本について教えてください。
こむっしゅ体操教室橋本は、2021年8月に神奈川県相模原市緑区橋本台に新規オープンした体操教室です。私が代表を務めており、5名のコーチとともに運営を行っています。現在は3歳から中学3年生、そして高校生までの約150名の生徒たちが週1回、または週2回クラスに通っています。
私たちは「少人数制」の「褒める指導」を徹底しています。通常はコーチ1名に対して生徒6名、3歳の場合はコーチ1名に対し生徒5名で指導を行います。大手スポーツクラブと比較すると半数程度になりますので、一人ひとりの進度に合わせた、きめ細かな指導ができます。一つのクラスで全員が同じ開脚跳びの練習を行うことはなく、閉脚跳びを習う子もいれば、転回跳びや台上前転の子もいる、そのような個々人に合わせた指導です。
池上さんが体操教室を開くことになったきっかけを教えてください。
体操教室を行っていますが、私は体操経験者ではありません。中学時代は陸上競技(短距離)、高校・大学はラグビーをやってきました。ラグビーは現在もクラブチームで小学生・中学生への指導を行い、自分自身も楽しんでいます。
大学時代に中学・高校の教員免許も取得しており、教えることが好きでしたので、大学卒業後は大手スポーツクラブに入社しました。入社後は体操の指導を約20年間行っています。私自身は指導をずっと続けたかったのですが、会社の仕組みとしてだんだんとマネジメントの比重が高くなります。マネジメントだけをやるようになる社員もいますが、私は指導も並行して行っていました。
ただ、このまま会社にいるとマネジメントを中心にせざるを得なくなります。指導するのが楽しく好きでしたので、いつかは自分でという思いは頭の片隅にありました。直接的なきっかけは、先に退職して体操教室を運営している後輩から、「ぜひ一緒にやりましょう」と強く誘われたことです。
すると後輩が運営する体操教室に入られたのですか。
先に退職して体操教室を開いている後輩が、こむっしゅ体操教室立川とこむっしゅ体操教室武蔵藤沢をオープンしており、そこで1年間働きました。街の体操教室は大手スポーツクラブとは異なり、指導だけでなく経営、マーケティングや販促、そして掃除や修繕なども自分で行う必要があります。約1年間、後輩のもとで幅広い経験を積ませてもらった後で、こむっしゅ体操教室橋本をオープンしました。
名称は一緒ですが、経営は別になっています。ただ、同じ名称で展開することで少しでもスケールメリットが出せればいいと考えたことと、Tシャツやタオルなどを共同で仕入れることでコストダウンにもつながることから、フランチャイズ的に同じ名称で「こむっしゅ体操教室橋本」を展開させてもらいました。
体操教室の管理で必要となる機能がほぼすべてが網羅
現在、こむっしゅ体操教室橋本ではVISH株式会社の「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を活用していますが、いつからお使いですか。
後輩が運営するこむっしゅ体操教室武蔵藤沢に勤務しているときから活用しています。後輩からはシステムなどは自由に選んでいいと言われていましたが、1年間活用して、使い方もわかっているし、こう使えば便利ということも把握していますので、オープンに合わせて迷わずにVISH株式会社の「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を導入しました。
実は前職のとき、外注していたスポーツスクールの管理システムをグループ内のシステム会社で内製するようになったとき、体操部門の現場の使い勝手やシステムに対する要望などを提案するメンバーを勤めていました。システムが出来上がってからも、もっとこうしてほしい、こう変えた方が使い勝手がよくなると何度も提案しましたが、大手だと簡単にそれがシステムに反映されることはなく、悔しい思いをしたこともあります。
そのような経験から見ても「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」には体操教室の管理で必要となる機能がほぼすべてが網羅されている上に、とても使いやすいと思いました。前職のときの管理システムで実現したかったことが、すでに実現されている部分もあります。
こむっしゅ体操教室武蔵藤沢で初めて使い始めた頃、「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」にどんな印象を持たれましたか。
わかりやすいし使いやすいと感じたのが第一印象です。若干わかりにくかったこととして、例えばスイミングスクールの場合、いま何級かは一つあればすみます。体操教室の場合は、マット、跳箱、鉄棒と3つの級があります。「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」の級の表示は一つしかありませんので、この表示をなんとかできないかとVISH株式会社のサポートに電話したところ、すぐに「備考欄を使ったらどうですか」と提案されました。それからは級の表示については、備考欄も一緒に活用するようにしましたので、課題はクリアできました。
ただ、マット、跳箱、鉄棒と3つの級の進級を管理したいので、システムとして反映してほしいということは、要望として伝えています。
「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を立ち上げて1日が始まる
日々の体操教室の運営では、どのように「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」をお使いですか。
まず、現在活用している機能をお話しすると、会員管理の部分は細かく自分で設定をして使っています。あとは欠席などの振替機能、体験・入会申込機能、メール配信を使っています。
毎朝、出勤すると「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を立ち上げて、今日のクラスと出席メンバーを確認します。そして出席メンバーに合わせたその日の指導プラン(日案)を立てていきます。少人数制にしていますので、各人に合わせた指導内容をより細やかに作成することが重要になってきます。そして体験の申し込みをチェックして、申込みに対してはサンクスメールをお送りします。
クラスが始まると、タブレットにその時間のクラスの出席メンバーを表示して出席簿として使い、出席・欠席を入力します。欠席の場合は欠席連絡がある欠席か、ない欠席かをチェックします。欠席連絡がない欠席は振替対象になりませんので、このチェックは重要です。そして1日の練習が終わると、その日に進級テストがあった場合には、その結果を入力します。
メール配信はどのようにお使いですか。
基本は緊急時の連絡です。例えば台風などで明日はお休みにする場合、該当するクラスにだけ、お休みの連絡をメールで入れます。あとは、体験の予約に対しては、「明日は体操教室の体験の日です、何時何分までにお越しください。持ち物は〇〇です」と言ったように、前日にリマインドメールをお送りしています。このリマインドは以前は電話で行っていました。それがメールでできるようになりましたので、私たちの負担も減りましたし、保護者の方の電話対応の負担も少なくなっていると思います。
ちなみに緊急時を含め保護者との連絡はすべて「れんらくアプリ」を通じて、メールで行っていますので、電話による問い合わせは一切ありません。たまにかかってくる電話は教室向けの営業の電話のみです。
月々1万円強、コストパフォーマンスはかなり高い
システムの導入効果を教えてください。
1.体操教室の運営に関する管理がこれ一つでできる。
「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」があれば、体操教室の運営に関連するクラス編成、進級管理、出欠状況の管理などを一元管理できます。それも月々1万円強ですから、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
そしてメール送信の際などにも、他のシステムを立ち上げる必要がないことは、運営の効率化に役立っています。また、日々の運営に関する部分はコーチにも入力をしてもらっていますが、皆使いやすいと話しています。
2.振替についての細やかな設定ができる。
振替ができる期間は通常1ヶ月となっていますが、例えば12月は3週間しか練習がないので、振替期間を2ヶ月間にするといった設定が簡単にできます。定員を設けておけば、保護者が振替日として指定できる日程のみが「れんらくアプリ」に表示されますから、煩わしい振替の調整を人手を使って行う必要は一切ありません。また、クラスの事情に合わせての細かな設定もできますから、保護者に対する心配りにもつながっています。
3.生徒分布の地図が販促に役立つ。
帳票として、生徒の分布地図を見ることができます。これは生徒がどこから来ているのかを見ていくと、新しく住宅が増えている地域などがわかりますので、ポスティングエリアを決める際には大いに役立っています。ポスティングをするときも、闇雲に行うのではなく、ある程度の見込みかがある地域で行えることは、販促の効率化につながっています。
4.体験、申込フォームが活用できる。
当初は体験フォームを使って体験申し込みを行っていましたが、定員設定ができないため、VISH株式会社のサポートに相談したところ、申込フォームを使う運用を教えてもらいました。申込フォームで体験を募集するようになってから、定員調整などがなくなり、自動で受け付けられるのでとても助かっています。
このこととは直接関係ないと思いますが、体験に参加した子どもたちはほぼ100%入会しています。入会しなかったのは1年間で2名だけですので、正確には98%くらいと言えます。
独立する後輩に勧めています
こむっしゅ体操教室橋本では、どんな生徒たちが練習しているのですか。
3歳から中学3年生まで、そして体操競技をしている高校生もいます。でも、みんなが競技としての体操を目指しているわけではありません。部活でダンスをやっている中学生が、ダンスにアクロバットを取り入れたいと練習に来たり、チアダンスをやっている生徒がアクロバットを取り入れるための練習に来たりしています。チアダンスの生徒は、アクロバットを身につけたことで、選抜チームに選ばれ、チアダンスの練習が週4回になったため、こちらを辞めました。でも、ここで学んでことが生徒に大きくプラスになったわけですから、喜んで送り出しています。体操教室ですから、体操の大会に出場できるよう、日本体操協会にもクラブチームとして登録しています。競技としての体操を目的に練習することはもちろんで、が、体操だけと狭く考えなくてもいいと思います。
というのも、最近では体幹という言葉がよく使われるようになりました。体操は体幹を鍛える競技として以前から知られています。体幹が鍛えられると、基礎となる動きが身についてきます。すると転んでもすぐに起き上がれたり、故障にも繋がりにくくなります。幅広い競技の基礎となる部分ですので、サッカーやラクビー、野球など、他の競技での活躍も応援しています。私も体操で得たトレーニングをラグビーの指導に活かしています。
うちは「褒める指導」をしていると言いましたが、一番は楽しくできることです。楽しくと言っても、おふざけやお笑いではなく、「上手になることが楽しい」です。ある程度学年が上がると自然と身について当たり前になりますが、3歳でもできたという喜びを伝えていきたいと考えています。できて喜ぶと、自分でやりたくなります。やらされるのではなく、自らやりたいと思えば、意欲も湧いてきますし、相乗効果があるんですね。
「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」の今後の活用予定やVISH株式会社へのリクエストがありましたらお聞かせください。
まだまだ使いこなせていないな、と思う部分がありますので、いろいろと試していきたいと考えています。
そして以前からお願いしている、進級の管理をマット、跳箱、鉄棒と3つの級でできるようなアップデートをお願いします。今はサポートの方の提案で、備考欄を使って管理していますが、3つの級が管理でき、進級テストの結果を入力すると、自動で保護者に「進級しました」というメールが配信されるようになれば、とてもいいですね。現在、VISH株式会社で開発に着手されているとお聞きしていますので期待しています。私にできることがあればなんでもお手伝いします。会議にも出ますし、資料ももっと作ります。遠慮なくおっしゃってください。
また、私の後輩たちもどんどん独立して体操教室を開いています。その前にこちらに見学に来る後輩もいます。そんな時、私は「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を使いやすいよ、コスパもいいし、小さな体操教室でも十分に導入できて、5人分くらいの働きをするよ、と勧めています。
それから私は使い始めた頃からかなりサポートの皆さんにお世話になっています。こちらから、こういうことができないか、こんな使い方をしたい、とお話しすれば、機能としてそのままできなくとも、例えば備考欄を使うとか、こうすればやりたいことができるのではないかという提案をすぐにいただけます。お陰でこちらの運営がスムーズにできている点が多々あると思います。今後とも、サポートの皆さん含めいろいろとお世話になりますので、よろしくお願いします。
ご要望にありました「体操教室の進級機能」については、その後当社開発者とも改めて打合せをし、実装に向けて進めることになりました。