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体操クラブ

システム導入で振替作業の時間を、指導プログラム作成にあてられるようになりました。

沖口まこと体操クラブ
沖口 誠様

代表/北京オリンピック 銀メダリスト
沖口まこと体操クラブ

2019年5月に大阪府吹田市にオープンした「沖口まこと体操クラブ」は、北京オリンピック体操競技 銀メダリストでもある沖口誠様が直接指導する体操クラブ。現役引退後、スポーツクラブでの3年間の体操指導を経て、自身の名前を冠した体操クラブを始めました。同クラブでは、2023年11月から「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を導入し活用しています。沖口誠様に自身の体操クラブを始めた経緯、システム導入と導入効果、活用例についてお話を伺いました。

目次

オリンピックメダリストが直接指導する体操クラブ

沖口さんは北京オリンピック体操競技の銀メダリストとして知られています。「沖口まこと体操クラブ」を始められた経緯について教えてください。

私は小学校3年生から体操を始めました。近くに体操教室があったことと、同じ小学校に通う友だちが習っており、レッスンの様子を聞いているうちに「自分もチャレンジしてみたい!」と思ったことが体操競技を始めるきっかけでした。レッスンに通ってみると、体操のさまざま技を知る中で体を動かすことの楽しさや、技を習得するまでの過程は大変な日々もございましたが、「昨日までの自分よりも上達したい!チャレンジすることが楽しい!」という気持ちが根底にあったため、体操競技人生の中の目標のひとつでもあった北京オリンピックでは銀メダルを獲得することができ、30歳までの22年間体操競技を続けることができたと思っています。

引退後の3年間はスポーツクラブで体操の指導を行ってまいりましたが、技ができたときや上達したときの子ども達のキラキラした笑顔は可能性に満ち溢れていると感じまして、その笑顔を見たときに、何事も楽しみながらチャレンジする気持ちと、子ども達の将来の可能性を広げられるような体操クラブを作りたいと思ったことが、自身の体操クラブを始めたきっかけです。私自身が体操競技人生の中で、何事も楽しむ気持ちを持ってチャレンジすることが上達に繋がる大切なことだと経験したからこそ、これからも子ども達に伝えていきたいと思っています。

大阪府吹田市で「沖口まこと体操クラブ」をオープンしたのは2019年5月です。最初は指導者1人で始め、現在では会員200数十名、コーチ4名が在籍するまでになりました。クラスは幼児クラス(年少・年中)、児童Aクラス(年長〜小3)、児童Bクラス(小2~)、アクロバットクラス(小2〜)、プライベートレッスン(子ども~)に分かれています。会員様の習得したい技に合わせてクラス分けは柔軟に行っています。会員様の中には、体操競技を行う高校生やバトントワリングに通われているお子様もいます。将来は、競技者としてオリンピックを目指す選手クラスを開設することも考えております。
また、2024年4月には沖口まこと体操クラブ(南吹田店)もオープンしました。

大阪市吹田市にある沖口体操クラブ。シャッターに描かれたグラフィティは沖口さんが日本人で初めて試合で行った技「ロペス」

大阪市吹田市にある沖口体操クラブ。シャッターに描かれたグラフィティは沖口さんが日本人で初めて試合で行った技「ロペス」

「沖口まこと体操クラブ」の指導方針について教えてください。

オープン当初より、ワクワク!元気に!チャレンジ!できる体操クラブを目指しています。毎週新しいカリキュラムを作成し、子ども達一人ひとりに合わせた指導内容を全スタッフで共有しながら、指導者として学び続けるよう私自身も社員も常に意識しています。
チャレンジ精神を養うには、子ども達の自主性や「やってみたい!」とお話しできる環境を作ることが大切です。そのために、まずはスタッフがお手本を見せながら技を知ってもらうところから始めています。

そして、本クラブは褒める指導を心がけています。「褒める」ということはできたことを褒めることではなく、できるようになった過程や頑張っている子ども達の変化に気づき、子ども達の成長に対して褒めることを大切にしています。

例えば、子ども達が自ら「がんばってみよう!」と思ってくれて、ご自宅で柔軟体操をしてからレッスンに来てくれる子ども達がいます。コーチ達から見ると、レッスンを通して変化を感じることができますが、この少しの変化に素早く気づき、頑張りを褒めてあげることが大切だと考えています。目に見えない努力も発見できるよう、技の上達だけではなく、心の成長も広げられるような指導を私も社員も心がけています。

沖口まこと体操クラブ 公式サイト

沖口まこと体操クラブ 公式サイト

振替の負担が導入のきっかけ

「沖口まこと体操クラブ」では2023年11月から、VISH株式会社の「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を導入し活用されています。導入のきっかけを教えてください。

導入のきっかけは、振替の受付方法を変更したいと考えていたからです。オープン当初は電話受付をしていましたが、対応にお時間をいただくことと、指導中は電話に出ることができないため受付方法を変更し、Googleのフォームより受付を行いましたが、会員数の増加とともに従来の受付方法ではお時間をいただくため、保護者様・会員様自身リアルタイムで振替を行うことができるシステムはないかと模索していたところ、スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)をご紹介いただきました。

どなたからご紹介いただいたのですか。

千葉市で「でき⇄タノ」という体操教室を経営している古賀照生さんにご紹介いただきました。体操クラブ設立後にお話しする機会があった際、振替システムはどのように運営をされているのかお伺いしたところ「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」をご紹介いただき、「すごくおすすめだから、よかったら検討してみて」とお話をいただきました。
保護者様・会員様がリアルタイムでご利用できるシステムに魅力を感じ、弊社でも導入を検討しようと思いました。

インターネット検索などで他のシステムを探したりはされましたか

受付方法を効率化できるシステムの導入を検討していたため、どのようなシステムがあるのか検索したことがございます。実際のところ、御社にお問い合わせをする段階では、システムを導入しようと決めていました。

北京オリンピック体操競技 銀メダリストの沖口誠様

北京オリンピック体操競技 銀メダリストの沖口誠様

指導の内容を考える時間が増えた

2023年11月から運用を開始しましたが、導入準備はいかがでしたか。

導入開始時は急いでシステムを導入することよりも、社員がシステムの操作方法について学ぶ時間を長く設定しました。実際に保護者様・会員様に操作いただくれんらくアプリの登録方法を行い、システム上での登録がどのように反映されるのか、弊社の運営でどのような設定をいただくことが可能かなど、ひとつずつ細かい設定を確認するところから始まりました。

確認する時間を十分に確保できたことにより、保護者様へご案内する際はとてもスムーズに進めることができ、保護者様からもシステムが便利になったと喜んでいただいております。
また、導入開始時は何度もサポートセンターへ質問を行っておりましたが、皆様とても親切に対応くださり、不明な点も即日で解決いただくなど、弊社といたしましても作業を止めることなく進めることができたこと、大変感謝しております。

保護者には「れんらくアプリ」をご自身のスマートフォンにインストールしてもらう必要があります。こちらはスムーズに対応してもらえましたか。

とてもスムーズにご登録いただけました。既に保育園や習い事などで「れんらくアプリ」をご利用されている方もいらっしゃるため、弊社の導入時はひとつのアプリで施設追加ができることに驚かれる方や、より便利さを感じる方、保護者様同士でれんらくアプリの操作方法についてご教授する場面もございました。
馴染みのあるアプリのため、安心してご登録いただけたことがスムーズに導入できたと思います。

「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」の導入効果、運用の工夫について教えてください。

・振替の確認作業にかかる時間が削減された
1件ずつメッセージアプリより受付有無についてご返信する作業は1時間以上かかっていましたが、「スクール管理システム+バスキャッチ」の導入でほぼゼロになりました。そのため削減効果は大きいと思います。導入後は指導プログラムに時間を使うことができています。

・振替ルールの明確化ができた
Googleフォームで振替受付を行っていた頃は、入力日時に制限がないためルールの統一化が難しく、受付時間外に振替入力がある場合がございました。「スクール管理システム+バスキャッチ」に変更後は、れんらくアプリ上で受付日時・受付有無・振替先の空き人数の確認を行うことができるようになり、ルールが明確化できたことで現在もスムーズに振替受付ができております。

・メッセージアプリを併用
以前は、保護者様との連絡方法・振替受付有無についての連絡をメッセージアプリのみで行っていたため、休講日中も振替確認についてのご連絡が多くございましたが、れんらくアプリ導入後は件数が大幅に減少しています。それぞれのアプリの用途に合わせて引き続き行ってまいります。

クラブの様子

クラブの様子

先輩から教えてもらい、後輩に奨める

「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」をさらにご活用いただくために、ここをこうしたい、こんな機能が欲しいというリクエストがあればお聞かせください。

1.振替の一覧表示が欲しい
振替一覧を見ることができるシステムがあると嬉しいです。振替受付状況や振替利用が多い曜日、振替受付が必要な会員様がスムーズに受付を行えているのかを確認したいと思いまして、万が一振替の取りにくい曜日がある場合は、振替枠自体を広げることも検討したく一覧で見ることができる機能があれば嬉しいです。

2.体験の受付方法の改善
体験については、現在は手動で受け付けています。体験希望日と同じクラスで振替が入ると受付枠が埋まってしまうため、まずはご希望日・クラスをお伺いし、改めてお電話にてご連絡しております。何かいい方法があればご教授ください。

3.チャット機能の必要性
チャット機能があればメッセージアプリを停止し、アプリを1本化できるのではないかと考えています。VISH株式会社がチャット機能を搭載しない理由として、個別の対応が増えてしまいやり取りが煩雑になること、カジュアルにメッセージを送ることができるため、対応に時間がかかる可能性があることは十分に理解しています。何かいい方法があればご教授いただけますと幸いです。

スコラプラス編集部 スコラプラス編集部

「振替の一覧表示」と「体験の受付方法」については、インタビュー後日、当社サポートスタッフより解決方法についてご連絡いたしました。

沖口さんは先輩から、「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を紹介されました。同様に後輩や知人が体操クラブをオープンする際、あるいはオープン後に困っている場合、「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を奨めますか。

大学の後輩で前職も一緒の中島立貴さんが、埼玉県熊谷市でSTAND UP体操教室を開いています。定期的に連絡を取っており、「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」を導入した話をしたところ中島さんも導入を検討されておりまして、一度導入を見送ったそうですが再度お話を聞いたところ導入済みとのことでした。

私の感覚では、会員数が50名~100名程度までなら電話やメッセージアプリで対応しても大きな負担にはならないと思います。100名を超えてきたらシステムを導入した方が効率的だと思います。会員数に合わせて導入をお奨めしたいと思います。

沖口まこと体操クラブのロゴは生徒からも大人気

沖口まこと体操クラブのロゴは生徒からも大人気

クラブでの指導に加え、地域でも指導を

今後の取り組みについてお教えください。

2024年4月に沖口まこと体操クラブ(南吹田店)がオープンしました。多店舗を拡大した理由のひとつは、店舗を増やすことにより、新しいスタッフを採用することができます。新しいスタッフには体操クラブでの指導はもちろんのこと、今後は学校の運動部活動の地域連携や地域スポーツクラブ活動移行で、スポーツ指導者として活躍してほしいと考えています。

社員が活躍できる場を広げること、地域の活性化に貢献することが経営者である私の務めだと考えております。

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VISH株式会社、「スクール管理システム+バスキャッチ(現:スコラプラス)」へのリクエスト、期待などありましたらお教えください。

「スクール管理システム+バスキャッチ」は体操クラブ経営者や指導者の意見をいち早く取り入れながら、常により良いものへとバージョンアップされている点にとても好感を持っています。実際に営業の方だけではなく、サポートの皆さまにもご尽力いただき、弊社の要望を叶えていただいたこともあります。これからも体操クラブの運営に必要となるバージョンアップやご提案に期待しています。

今回インタビューに応じていただいた沖口様(2024年2月)

今回インタビューに応じていただいた沖口様(2024年2月)

沖口まこと体操クラブ様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。

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取材日時 2024年2月

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